医療機関・社会福祉法人の法務
当事務所では様々な事業者様のご相談をお受けしますが,最近多くなってきたのが,
医療機関様(個人医院など)や福祉施設(社会福祉法人)からのご相談です。
医療機関でも医療ミスであれば保険会社の顧問弁護士の出番になるので,当事務所へのご相談は基本的にありません。
当事務所へのご相談で目立つのは,労務問題や,医療ミスまで行かない患者様とのトラブル等です。
労務問題については,退職時のトラブルで労働組合から団体交渉が要求された案件や,辞めるときに何人か仲間を引き連れて辞めようとして職場が混乱するケースなどがありました。また,施設の職員の非行問題にも携わった経験があります。
患者様とのトラブルでは,暴力的・威圧的な患者に対する対応で当事務所が交渉を行った案件がありました。医師法の診療義務との関係で,どのようなケースならば診療が拒否できるかを検討しながらの対応でした。
その他,病医院の相続や,廃業時の対応などのご相談もありました。
比較的小規模な医療機関,特に法人化していない医院・クリニックなどでは,なんとなく家庭経営の延長で労務管理等を行っており,一旦歯車が狂うと大きいトラブルになるケースがあります。
また,個人情報管理や,(特に福祉施設では)入所者の金銭管理の問題などもあり,個人経営の延長では業務の管理運営が円滑にいかないと考えるべきです。
医業・福祉事業者様こそ,トラブルの未然防止を念頭に,通常から業務管理態勢の拡充を図ることが大切です。
当事務所では,医療機関様・福祉事業者様対象の法律相談を行っておりますので,ぜひ一度ご相談にお越し下さい。