改正貸金業法完全施行から1年・・多重債務者は?
昨年6月,法改正により貸金業者の上限金利が引き下げられ,また,借入れ額の年収規制が導入されました。
それから1年が経ち,多重債務問題はどう変化したのでしょうか。
金融庁が今年4月,貸金業利用経験者を対象に実施した調査結果によれば,5件以上の借入がある多重債務者は,前年の84万人から70万人に大きく減少していました。
また,通常の貸金業者から借入ができない人がヤミ金に流れることが懸念されていましたが,日弁連の相談件数や警察の検挙件数から,ヤミ金からの借入も減少していることが判明しました。
ではこれまで貸金業者からお金を借りており,年収規制で追加借入が難しくなった人たちはどうしているのでしょうか。借金問題は解決したのでしょうか?
実は,「ソフトヤミ金」という新しいタイプのヤミ金業者が増えているのでした。
従来のヤミ金のように脅しや暴力という取り立て手段はとらないものの,やはり合法金利の数十倍という違法な超高金利をとっています。ほかに借り入れる先が無い人たちは,このソフトヤミ金に頼ってしまい,やがて抜け出せなくなるのです。
このような悲惨な状況に陥らないためには,まずは家計の収支を見直し,借金に頼らなくてもよい家計になるように体質改善を図ることです。その上で,弁護士が適切な債務整理を行い,借金を減らしたり無くしたりして手助けします。これは車の両輪であって,どちらか片方だけではまた借金生活に逆戻りしてしまうのです。
銀河法律事務所で債務整理の法律相談をお伺いする際には,ゆっくりと時間をかけて,借金問題解決のためにカウンセリングを行い,単に借金をカットするだけでなく,借金に頼らない生活ができるように手助けを行います。
熊本で借金問題でお困りの方は,ぜひ当事務所にお気軽にご相談・お問い合わせ下さい。
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