弁護士はサムライではないのです
Posted : 2010年12月28日 12:07
| Author : 銀河法律事務所
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弁護士・会計士・税理士などの「士業」は「サムライ業」とも呼ばれます。
「士」を「サムライ」とも読むのでそのような呼び方をされるのですが,なんだか偉そうにしてる職業だから,という面もあるのではないでしょうか。
しかし,弁護士はメッチャ増えました。
需給バランスとか人口減少(少子高齢化)などについて何も考えていない馬鹿なお上と,「欧米より弁護士が少なかったら三流国だ!」「田舎は弁護士が足りなくて泣いている!」というデマに騙された馬鹿マスゴミのせいで,弁護士は激増させられてしまいました。
この数年間で全国の弁護士は数割増えていますし,私が登録した2004年からの6年間で熊本の弁護士は倍増しています。(熊本県の弁護士は,2004年10月に私たちの代が12人くらい一度に登録して120人弱になったので,2004年9月までは100人そこそこでした。いまは200人を超えています)
では弁護士の業務は増えたのでしょうか。ブブー。減っています(・∀・)v
最高裁が「司法統計」という司法業務に関する統計調査を行っているのですが,平成21年度の「新受件数」(新たに提訴された事件数)は,全国の前裁判所で460万件弱であり,平成17年度の約523万件と比べて大幅に減少しているのです。
参考:http://www.courts.go.jp/sihotokei/graph/pdf/B21No1-1.pdf
その間に過払い訴訟が激増したはずなのに,それでも事件数が減っているというのは大変なことです。過払いはほとんどピークを越えましたので,これから弁護士の需要は減る一方だと思います。しかも景気は悪いし(法的紛争が一定の割合で生ずるとすれば,経済活動の絶対量が減少すれば,法的紛争もそれにつれて減少する),少子高齢化で人口自体が縮む一方です。
弁護士は努力が足りないとか,業務を掘り起こせとかいいますが,過払い業務を掘り起こしたらバッシングの嵐でしたし,あとは人々を焚きつけて変な訴訟をおこさせるくらいしかないんじゃないですか。そんなに掘り起こしなんて簡単にできるものではないのですよ。
しかし,何らかの対応を取らなければならないのは事実です。無から有を生じさせるような「掘り起こし」はおかしいと思いますが,弁護士に相談することをためらっている方々に,適切な法的サービスをご提供すべく営業活動を行うことは必要です。
そうです。我々弁護士は,本来「おサムライ様」ではなく「サービス業」だったのですが,そのことをもう一度強く認識し直すときがきたのです。
そこで,私は,当事務所のホームページ担当ということもあり,ちょこちょことホームページに手を入れて,できるだけ見やすく,分かりやすく,知りたいことに手が届き,お電話頂きやすいように敷居の低いサイトにするように気をつけています。もちろん,検索で上の方にヒットするように気を配ってもいます。
ホームページ改良の効果を確かめるため,「熊本 弁護士」などのキーワードをいろいろ組み合わせて検索すると,あることに気づきました。どのキーワードで検索しても,大体いくつかの特定の事務所が上に来るのです(うちの事務所は,27段階評価で言えば上の下の中というところでしょうか)。しかも内容も分かりやすいです。
もちろん,ホームページが検索でヒットしやすかったり,分かりやすかったりするからといって,腕がいいとは即断できません。
しかし,少なくとも,これらの弁護士は,自らが「サービス業」であることをしっかり認識していて,お客様目線で分かりやすく説明することを心がけている弁護士だとは言えるのではないでしょうか。
私自身も,弁護士としてのスキルを磨くのは当然のことながら,サービスのクオリティを高めることにも努力していきたいと考えています。
「士」を「サムライ」とも読むのでそのような呼び方をされるのですが,なんだか偉そうにしてる職業だから,という面もあるのではないでしょうか。
しかし,弁護士はメッチャ増えました。
需給バランスとか人口減少(少子高齢化)などについて何も考えていない馬鹿なお上と,「欧米より弁護士が少なかったら三流国だ!」「田舎は弁護士が足りなくて泣いている!」というデマに騙された馬鹿マスゴミのせいで,弁護士は激増させられてしまいました。
この数年間で全国の弁護士は数割増えていますし,私が登録した2004年からの6年間で熊本の弁護士は倍増しています。(熊本県の弁護士は,2004年10月に私たちの代が12人くらい一度に登録して120人弱になったので,2004年9月までは100人そこそこでした。いまは200人を超えています)
では弁護士の業務は増えたのでしょうか。ブブー。減っています(・∀・)v
最高裁が「司法統計」という司法業務に関する統計調査を行っているのですが,平成21年度の「新受件数」(新たに提訴された事件数)は,全国の前裁判所で460万件弱であり,平成17年度の約523万件と比べて大幅に減少しているのです。
参考:http://www.courts.go.jp/sihotokei/graph/pdf/B21No1-1.pdf
その間に過払い訴訟が激増したはずなのに,それでも事件数が減っているというのは大変なことです。過払いはほとんどピークを越えましたので,これから弁護士の需要は減る一方だと思います。しかも景気は悪いし(法的紛争が一定の割合で生ずるとすれば,経済活動の絶対量が減少すれば,法的紛争もそれにつれて減少する),少子高齢化で人口自体が縮む一方です。
弁護士は努力が足りないとか,業務を掘り起こせとかいいますが,過払い業務を掘り起こしたらバッシングの嵐でしたし,あとは人々を焚きつけて変な訴訟をおこさせるくらいしかないんじゃないですか。そんなに掘り起こしなんて簡単にできるものではないのですよ。
しかし,何らかの対応を取らなければならないのは事実です。無から有を生じさせるような「掘り起こし」はおかしいと思いますが,弁護士に相談することをためらっている方々に,適切な法的サービスをご提供すべく営業活動を行うことは必要です。
そうです。我々弁護士は,本来「おサムライ様」ではなく「サービス業」だったのですが,そのことをもう一度強く認識し直すときがきたのです。
そこで,私は,当事務所のホームページ担当ということもあり,ちょこちょことホームページに手を入れて,できるだけ見やすく,分かりやすく,知りたいことに手が届き,お電話頂きやすいように敷居の低いサイトにするように気をつけています。もちろん,検索で上の方にヒットするように気を配ってもいます。
ホームページ改良の効果を確かめるため,「熊本 弁護士」などのキーワードをいろいろ組み合わせて検索すると,あることに気づきました。どのキーワードで検索しても,大体いくつかの特定の事務所が上に来るのです(うちの事務所は,27段階評価で言えば上の下の中というところでしょうか)。しかも内容も分かりやすいです。
もちろん,ホームページが検索でヒットしやすかったり,分かりやすかったりするからといって,腕がいいとは即断できません。
しかし,少なくとも,これらの弁護士は,自らが「サービス業」であることをしっかり認識していて,お客様目線で分かりやすく説明することを心がけている弁護士だとは言えるのではないでしょうか。
私自身も,弁護士としてのスキルを磨くのは当然のことながら,サービスのクオリティを高めることにも努力していきたいと考えています。