いつの間にか読書の春
Posted : 2010年3月16日 12:01
| Author : 銀河法律事務所
| Category is |
昨年末は,偉人になるために古典教養を渉猟することに決めていたのですが,
今年は,ミステリアスな大人になるために,ミステリを読むことにしました。
というわけで,最近読んだ本です。
(2010年1月~3月前半)
■ぼくと1ルピーの神様
ヴィカス・スワラップ著 ランダムハウス講談社
2009年のアカデミー賞を大量受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作です。
映画は見ていないのですが,かなり違うみたいです。
主人公が各設問に正答できた理由を,1問ずつ,主人公の人生を振り返りながら解き明かしていく,という構成は映画と原作で同じらしいのですが,ひとつひとつのエピソードが全然違うらしい(主人公の名前も違うらしい)。
最初,書店でタイトルを見たときは,優しいおじさんが小僧さんにお寿司をおごってくれる話かと思ったのですが,帯をよく見ると話題の映画の原作本ということで,衝動買いしてみました。
インドの悲惨な現状,しかしそこで力強く生きる人々の姿が生き生きと描き出されており,感動的です。
★★★★☆
ここから下はミステリばかり
↓
■チャイルド44(上/下)
トム・ロブ スミス著 新潮文庫
「このミステリーがすごい! 2009年版」海外編第1位
スターリン圧制下のソ連で,KGBの前身である諜報機関で活動する主人公。
理想的な共産社会であるソ連では,「犯罪が存在するはずがない」ので,連続子供殺害犯の捜査をすることも反逆行為になってしまう。
なにしろ舞台設定がいい。
プロローグの伏線の回収も見事。
★★★★
■グラーグ57(上/下)
トム・ロブ スミス著 新潮文庫
チャイルド44の続編。
これはこれで面白いのだが,あの人があっさり逝ってしまうのが納得いかん。
後半はなんかグダグダのような。
★★★☆
■犬の力(上/下)
ドン・ウィンズロウ著 角川文庫
「このミス 2010年版 海外編」1位。
主人公が30年にわたってメキシコの麻薬組織と戦う熱い本。
主人公だけでなく,多くの準主役級達の人生が密接に絡み合う。。
夢中で読みました。読後感もよし。
★★★★★
現在は,「犬の力」の作者ドン・ウィンズロウの出世作,
「ニール・ケアリーシリーズ」全5巻(創元推理文庫)を読んでます。
いま最終巻の途中。
おすすめです。
今年は,ミステリアスな大人になるために,ミステリを読むことにしました。
というわけで,最近読んだ本です。
(2010年1月~3月前半)
■ぼくと1ルピーの神様
ヴィカス・スワラップ著 ランダムハウス講談社
2009年のアカデミー賞を大量受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作です。
映画は見ていないのですが,かなり違うみたいです。
主人公が各設問に正答できた理由を,1問ずつ,主人公の人生を振り返りながら解き明かしていく,という構成は映画と原作で同じらしいのですが,ひとつひとつのエピソードが全然違うらしい(主人公の名前も違うらしい)。
最初,書店でタイトルを見たときは,優しいおじさんが小僧さんにお寿司をおごってくれる話かと思ったのですが,帯をよく見ると話題の映画の原作本ということで,衝動買いしてみました。
インドの悲惨な現状,しかしそこで力強く生きる人々の姿が生き生きと描き出されており,感動的です。
★★★★☆
ここから下はミステリばかり
↓
■チャイルド44(上/下)
トム・ロブ スミス著 新潮文庫
「このミステリーがすごい! 2009年版」海外編第1位
スターリン圧制下のソ連で,KGBの前身である諜報機関で活動する主人公。
理想的な共産社会であるソ連では,「犯罪が存在するはずがない」ので,連続子供殺害犯の捜査をすることも反逆行為になってしまう。
なにしろ舞台設定がいい。
プロローグの伏線の回収も見事。
★★★★
■グラーグ57(上/下)
トム・ロブ スミス著 新潮文庫
チャイルド44の続編。
これはこれで面白いのだが,あの人があっさり逝ってしまうのが納得いかん。
後半はなんかグダグダのような。
★★★☆
■犬の力(上/下)
ドン・ウィンズロウ著 角川文庫
「このミス 2010年版 海外編」1位。
主人公が30年にわたってメキシコの麻薬組織と戦う熱い本。
主人公だけでなく,多くの準主役級達の人生が密接に絡み合う。。
夢中で読みました。読後感もよし。
★★★★★
現在は,「犬の力」の作者ドン・ウィンズロウの出世作,
「ニール・ケアリーシリーズ」全5巻(創元推理文庫)を読んでます。
いま最終巻の途中。
おすすめです。